桜の花見名所---旅順203高地

大連の旅順口区は中国で最も早く、そして最も多く桜の栽培を行っている場所です。現在は3万本余りの桜の木があり、種類もとても豊富です。毎年の4月中旬から5月初めが見頃です。

旅順の中でも一番有名な桜の花見名称はもちろん203高地です。    旅順二〇三高地は日露戦争の旅順攻防戦で一番激しい戦場です。「猿石山」とも呼ばれますが、軍事地図で「203高地」と名づけられました。ここが旅順西側の最高陣地で、山の上から旅順港、蛇島、老鉄山が一覧できます。

日露戦争の激戦地だった203高地は今、旅順国家級森林公園の一部となっています。ここにある敷地面積50万平方メートルの旅順新桜花園には、世界各地のおよそ100種類の桜5000本余りが植えられています。中国原産の桜のほか、日本の早咲き桜、八重桜、雪桜、山桜などがあります。

毎年、4月中旬から「大連旅順国際さくら祭り」が行われますが、203高地はそのメイン会場でもあります。