挨拶

気をつけたい社内のマナー step1  -------あいさつ

いくら社内といっても、そこはビジネスの場。身内や友達関係の付き合いとは違うマナーが必要になってくる。とりたてて難しいことではないが、それだけにきちんとできないと、常識を疑われてもしかたがないぞ。

 

Point1 あいさつは、人間関係の潤滑油

「おはようございます」「お先に失礼します」といった日常的なあいさつは、相手より先にいうように。あいさつは、複数の人間が働く社内の人間関係をなめらかにする、潤滑油のようなもの。めんどうがらずに、大きな声ではっきりと。慣れてくれば、自然に口から出るようになってくるはずだ。

 

Point2「ご苦労さま」は、上司には禁句?

上司が退社するときなどに「ご苦労様でした」といっている人を見かけるが、これは間違い。そもそも「ご苦労さま」は、目上の人が目下をねぎらうときに使うことば。部下が使うなんて、とても失礼にあたるのだ。上司に対しては「お疲れ様でした」というのが正解。ちなみに「お疲れさま」は、目下に使ってもかまわない。

 

Point3 人にものを頼むときは?

「すみません」は何にでも使える便利な日本語だが、ビジネスの場では使わないようにしよう。頼むときは「お手数ですが」「恐れ入りますが」と前置きをしたあと「○○をお願いできますか?」と尋ねる形で。作業中の人に話かけるときは「ちょっとよろしいでしょうか」と確認すること。引き受けるときには「かしこまりました」が基本。

 

Point4 自己紹介も節度を持って

自己紹介は、自己PRのチャンス。ここで好印象を持ってもらえれば、いいスタートが切れるはず。小さな声やボソボソした話し方はマイナス。最初と最後におじぎをして、必ずフルネームを名乗ろう。そのあと、何かほかの人とは違った一言コメントを付け加えると、まわりの人も話しかけやすくなる。ウケを狙いすぎるのは、逆効果。